SALA PlLANNING
Travel Note

Sissinghurst Castle Garden
--- SALAの英国ガーデン旅行記---

 

ロンドンから東南に約90キロ、ケント州の美しい田園地の中にあるエリザベス朝時代の邸宅跡にこの庭園は作られました。
シシングハーストはサクソン語で《森林内の開墾地》という意味で、1930年に貴族で文学者だったヴィタ・サックヴィルウエストと、外交官であり評論家でもある夫のサー・ハロルド・ニコルソンが半崩壊した16世紀の城跡に魅せられ 、30年の歳月をかけた共同作業で現在の宝石箱のように美しい庭を作り上げました。ヴィタがロマンティックを、ハロルドが期待と驚きを目指したと言われています。


この日私たちMarlowを出発して、エセックス州のべス・チャトーガーデンを訪問(約160キロ)、そこからまたまた136キロの道のりをクルマで飛ばし、テムズ川を渡るDartford River Crossingで何度も迷いやっとの思いでシシングハーストに到着したのは15時50分。閉園まで粘ったのは言うまでもない。結果的に夕方訪れたのが良かったのか入場制限もなく心行くまで落ち着いて園内を散策することが出来た。ここでもまたカメラを持って走り廻っているのは日本人ばかり、イギリス人たちは美しいクレマチスの下のベンチなどで友人と歓談をしたり、夫婦仲良く散歩を楽しんでいる。

イギリスでバラの名園と言えば必ず上位にランキングされるこのロマンティックな庭園は、花の時期も調度良く、期待を裏切らない心に残る感動を与えてくれた。

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ヴィタが書斎として使っていたタワー
彼女はこの搭に魅せられて庭造りのインス
ピレーションを得たと言われています
タワー屋上からホワイト・ガーデンを臨む ホワイト・ガーデンのロサ・ムリガニー
ホワイト・ガーデンの西側にある銅像
木製のオリジナルはロング・ライブラリーにある
ハロルドが担当したと言われるライム・ウォーク しっとりとしたヘーゼル・ナッツのしげみ
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ハーブ・ガーデン・・・座れそうで座れないカモミールのベンチ
ヴィタが愛していたローズガーデンのベンチ
クレマチスが満開
ローズガーデンへの期待を膨らませる階段付き窓。
つい覗いてみたくなる。



コテージ・ガーデン


← 一階はハロルドの仕事部屋
2階はヴィタの寝室だった
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